水と繋がる、アートと身体知性の特別プログラム
舞台は日本最古の神座す山の一つ、豊かな水を湛える、中国地方最高峰の大山。
この土地では、ブナ林の分厚い腐食土や地下水脈を抜けてパンプのように山肌から滲み出ていく湧水が、今でも地域の暮らしを支えています。
約1300年にわたり修験の地として栄えてきたこの霊山では、生きとし生けるものを救う地蔵信仰と水への信仰が結びついた「大山信仰」が多くの人々に大切にされ、今でも地元の方は「大山さんのおかげ」と口々に語り、手を合わせるのだといいます。
大山山麓の美しい湧水に身を浸し、手を合わせ、水を通じて流域を身体化していく。そんなイニシエーションから旅は始まります。
2日目には、大山山麓の水源や湧水地の生態系を再生させることを目的とした「プラネタリーヘルス・アクション」を体感し、先人達が遺した土地に手を入れる知恵と、私たち人間が持つ可能性を見つめます。
そして3日目には、海底湧水からの塩作りを通して、山から地下水脈を通じて多様なミネラルが海まで染み出していく構造を身に宿します。
水や食を通じて、奥山から里山、川、海へと連環するつながりの身体知性を深め、再生(Regeneration)のための生態系との関わり方を体感する三日間。
今回は特別にアートの力も借りながら、感性をひらき、生命の本質に触れる対話の時間を持ちます。
「自然の摂理の中に在る」という体感とともに、悠久の時間軸から見れば一瞬の人生を、私たちはこれからどう生きていくのか。
対話の中で、それぞれの心に灯る光を、大切に感じ合えたらと思います。
2025年11月3日(月祝)〜5日(水)
鳥取県 大山山麓
米子空港 or 米子駅
8名(少人数制)
198,000円(税込)
宿泊・食事・現地移動含む
日本海と大山を望む古民家宿で、心と身体を癒やしながらお過ごしいただけます。
地元の旬の食材を使った「半径3km以内の食」をご提供し、土地の恵みを存分に味わっていただけます。
Tomos Terrace 代表
「あらゆる生命が共に繁栄するリジェネラティブな未来を創る」をライフテーマに活動するインタープレナー(社会目的を起点に越境しながら価値創造に取り組む個人)。学生時代より環境問題に関心を持ち、エネルギー業界からの社会変革を志す。企業に勤める傍ら、一般社団法人ワンジェネレーション、株式会社モリジェネ、Code for Ground「土中ラジオ」ナビゲーターなど複数の肩書で活動中。
Bisui Daisen/Hidden west 代表
山陰の様々な自然遊びを20年以上にわたりプレイヤーとして活動する傍ら、SUPやサーフィン体験、Powder snowの雪山体験など海と山の自然ガイドを提供。広く交流人口の増加を目的に、これからの聖なる秘境・鳥取県西部のアドベンチャー・ツーリズムを発信しつつ、これからの時代どういう生き方が自分だけでなく、地域にとって幸せかを模索中。https://www.bisuidaisen.org/
クリエイター/ARu inc代表
東京工業大学物理学科で素粒子物理学を学ぶ。東日本大震災を契機に被災地支援のNPOを創業し、社会起業家として活動。その後、コンサルティングファームや共創戦略デザインファームでの経験を経て、アーティストとしての創作活動を開始。Science, Art, Spirituality の交差点での作品創作を行う。代表作は、生命の営みを光で表現する 「生命が光に変わる体験シアター\"あなたのいのちが光なら。\"」 、水を媒介に大地・森・人々のつながりを光のインスタレーションとして表現する 「Connecting」 など。ARu|Creative Firm for Re-generation https://studio-aru.co.jp/
Tomos Terrace(代表: 山口有里)
大山流域で、人と水と地球に繋がる旅へ。
ぜひご参加ください。
以下のフォームにご記入ください。確認後、詳細をご連絡いたします。